2022年1月14日勉強会レポート コンピュータについて

社内勉強会

2022/1/14に行った勉強会「コンピュータについて」のレポートと感想である。

これからコンピュータに大きく関わりを持つ仕事をする人間として、直接的に仕事に関わるわけではないが覚えておくべきコンピュータの構成や歴史について触れる。

 

コンピュータとは

コンピュータとは、電子回路によって数値計算、情報処理、制御、シミュレーション、文書作成などを行うもの。日本語訳は電子計算機。

コンピュータとはハードウェアとソフトウェアによって構成されている。

ハードウェア

形・実体のあるもの。いわゆるパソコン本体及び周辺機器の総称。

記憶装置・演算装置・制御装置・入出力装置によって構成されている。

 

記憶装置:ハードウェアという空の入れ物に命令やデータなどを覚えさせるもの。

演算装置:命令に従って演算(計算のようなもの)をするもの。

制御装置:記憶装置・演算装置に指示を出すもの。

入出力装置:データや外部かからの情報の取り込みや、外部に出力するもの。マウス・キーボード・画面にあたる。

演算装置・制御装置がいわゆるCPU(Central Processing Unit)にあたる。

 

ソフトウェア

形・実態のないもの。ハードウェア上で機能するプログラムなどを指す。

プログラム(アプリケーション)・OS(オペレーティングシステム)・ドライバによって構成されている。

 

プログラム(アプリケーション):なんらかの目的のために作られた、自動化されたソフトウェア。

OS(オペレーティングシステム):基本ソフトウェア。プログラムのように特化したものではなく、コンピュータを快適に使うために基本的なものを組み込んだもの。ハードウェアとアプリの中間になる。

ドライバ:ハードウェアを動かすことに特化したソフトウェア。

 

広義的なハードウェアとソフトウェア

上記の説明はコンピュータ上での意味である。ハードウェアとソフトウェアは概念的な意味でも使用される。

例えば企業分析の際にもハードウェアとソフトウェアは用いられ、ハードウェアとは会社や事務所、ソフトウェアとは会社のルールや取り扱っている商品、従業員などを指す。

 

コンピュータの種類

現代に存在するパソコンの種類

  • スパコン:気象計算など高度な処理を行うためのもの
  • パソコン(デスクトップ・ノートパソコン):一般的に使用されているもの
  • タブレット:ノートパソコンをより手軽にしたもの

広い意味でコンピュータというとスマートフォンも含まれるが、パソコン的意味としてのコンピュータの種類。

 

現在は存在しないが、昔使用されていたコンピュータの種類

  • マイクロコンピュータ:以前のパソコンの呼称。いわゆる趣味用で価格、性能共に一般人向けのもの。
  • オフィスコンピュータ:いわゆる仕事用コンピュータ。マイクロコンピュータよりも価格、性能共に高価なもの。
  • ワークステーション:オフィスコンピュータよりさらに高性能なもの。
  • ワープロ(ワードプロセッサー):文書作成のみ行えるパソコン。
  • メインフレーム:業務用の高性能サーバー。汎用機などとも呼ばれていた。

昔はパソコン1台が高価なものだったため、性能ごとに用途を分けて販売されていた。

しかし現在は高性能・低価格なパソコンが当たり前になり、ワープロのような特定の機能に特化したコンピュータは不要となったため、現代では廃れていった。

 

コンピュータの歴史

1952年:IBMが商用コンピュータを発売

1956年:IBMがハードディスクを発売 容量は5MG

1967年:IBMがフロッピーディスクを発売

1969年:インターネットの原型となるARPANETが誕生

1970年:LANの原型となるイーサーネットが誕生

1975年:マイクロソフト発足

1976年:NECがマイコンを発売

1979年:データベースの原型となるリテーショナルデータベースが誕生

1979年:世界初の表計算ソフトVisiCalcが誕生

1980年:World Wide Webが誕生

1982年:世界初のGUIを搭載した商用ワークステーションが発売

1984年:MAC誕生

1985年:Windows発売

1985年:世界初のCD-ROMドライブが発売

1988年:日本で初めてウイルス被害が報告される

1995年:Windows95が発売

1997年:コンピュータが人間とチェスを行い、コンピュータが勝利

2000年:インターネットバブルが崩壊

2007年:iPhoneが発売

2008年:Android誕生

 

Appendix

容量の単位ついて

容量を図る単位をバイト(byte)という。この容量の単位の前提がコンピュータの世界の最小単位であるbitであり、bitは2進数で表現される。

我々が普段利用している10進数においては0~9までの数字で情報を表現するが、2進数では0と1で情報を表現する。

そして、1bit×8を1B(バイト)というデータ容量を表す最小単位としている。

10進数においてはキロやメガは千や百万を表すが、2進数においては千や百万は決してキリのよい数値ではない。そこで、2進数においてキリのよい千や百万の近似値は2の10乗である1024である。

そこで、コンピュータの世界では1024B=1KB(キロバイト)、1024KB=1MB(メガバイト)、1024MB=1GB(ギガバイト)、1024GB=1TB(テラバイト)となる。

なお、ギガやメガといった単位は、センチやグラムのような測定するための尺度としての単位ではなく、数の大きさを表すため単位である。

 

GUIとCUI

GUI(Graphical User Interface)…ビジュアルで入出力操作するユーザインターフェイス

CUI(Character User Interface)…文字で入出力操作するユーザインターフェイス

 

感想

これからITを仕事にしていくが、コンピュータのことについてよく知らなかった。

さらにコンピュータというものが生まれた時から身近にあった世代のため、改めてコンピュータがどういうものであるのかを最低限の知識として知ることができて良かったと思う。

これから先長い間IT業界は続くと言われているため、長い間活躍できるように技術を多くマスターし、経験を増やしていくことが重要だと思った。

 

現在においてもコンピュータは進化しており、これからより効率的に様々な機能を使いこなせるようになるために、知識はもちろんであるが技術的にも高めていく必要があると思った。

現在は業務でPowerPoint・Wordを使用することが多いが、これらのツールにおいても使用意図、そして多くのテクニックを身につけ、多くのことに活かせるように努力しようと思う。

(Visited 76 times, 1 visits today)

コメント

タイトルとURLをコピーしました