10月25日に受験した「秘書検定2級」に落ちた話として、反省点や次回合格するための改善点をレポートとして記載する。
受験内容と結果
秘書技能検定2級CBTは、会場でPCを使用。受験時間は100分。
コロナが流行する以前はすべて記述式(選択問題33問と記述問題2問の計35問)であったが、CBTでは入力式(選択問題31問と語句入力問題2問の計33問)であった。
理論領域と実技領域の2つの領域に分かれており、それぞれの得点が60%以上で合格となる(どちらも60%に満たないもしくはどちらか一方が60%に満たない場合は不合格)。
結果は試験終了後にPCの画面上に表示され、帰宅時に紙面でも結果が返却される。
理論領域は「必要とされる資質」と「職務知識」および「一般知識」の3部構成、実技領域は「マナー・接遇」と「技能」の2部構成である。
今回の結果は、理論領域が61.5%、実技領域が59.0%であった。実技領域がわずか1%のところで届かずであったが、理論領域についてもボーダーラインギリギリでの通過であったため、次回はもう少し余裕を持った点数での通過を目指したい。
勉強期間
今回資格取得の経験が初めてのこともあり、一般的に必要とされる勉強時間の前情報として調べてみたところ、秘書検定2級に合格するためには受験初心者で30~50時間が必要とのことであった。
その人の能力により勉強時間の変動はあるが、まずは勉強の計画を立てるために40~50時間を目標に、受験日1ヶ月前から取り組んだ。
しかし、勉強できない日が続いたことや集中力が持続せず、受験日3日前から追い込むような時間の使い方をしてしまい、実質30時間ほどの勉強時間になってしまった。
勉強方法
秘書検定に必要な書籍を事前にネットで調べ、テキストと過去問題集の2冊を購入。
- 秘書検定がどのような試験であるのか知ることと、秘書検定はビジネスにおいて一般常識とされる問題が中心なことから、自身も社会人としての経験があるためまずは力試しで過去問題に挑戦。
- テキストに一通り目を通し、再度初めて解いた過去問題にもう一度トライし、その後は別の過去問題をひたすら解きつつ、理解が足りない部分を解説やテキストで見直し。
- 得意でない分野(語句とその語句の意味)を何度か見直し。
テキストは日頃から少しずつ目を通していたが、語句や実技において覚えることが必要な箇所については本番直前に頭に詰め込むような勉強をしてしまったため文字の並びの感覚で覚えてしまい、語句と意味の理解が非常に浅かった。
また過去問題についても過去4回分の問題を解いていたが、完璧になるまで解いていなかったためきちんと理解を深めることができていなかった。
試験当日
試験会場はテーブルが仕切りで区切られており、受験人数も自身を含めて3名ほどであったため、あまり緊張感が漂うような空間ではなく落ち着いて受験できた。
試験問題については過去問題やテキストの例題とほぼ同じ内容の問題や出題傾向がパターン化されており、勉強の時点でもう少し過去問題を解いておくことと、ミスした問題への理解を深めることが重要であると感じた。
反省点と改善策
安定した勉強時間が確保できなかった。
その日その日で時間を確保できないときもあるが、生活習慣を見直し必ず最低でも毎日1~2時間程度の勉強時間を確保することで、勉強する習慣をつける。
具体的には次の受験まで少し早めに事務所に出勤し、勉強時間を確保する。
過去問題を一度解いたら解きっぱなしにしてしまっていた。
解説やテキストで見直した後、少し時間を空けてもう一度解く。
また、合格基準に満たしたことで満足せず、完璧に解けるようになるまで解き続ける。
受験本番までに問題集全ての過去問題を解けていなかった。
秘書検定は過去問題やテキストとほぼ同じもしくは同じパターンの問題が多く出題されていた。
次回の受験までに問題集を全て解き、完璧にしておく。
語句や単語の理解がただの暗記になってしまっていた。
→暗記になってしまう部分もあるが、まずは語句の構成から意味に繋げて理解を深める。
また、完璧に覚えられない語句については分かりやすく目印をつけ、少しの隙間時間にも目を通し、語句を目にする習慣をつける。
テキストを熟読できていなかった。
テキストには一通り目を通したものの、その後は過去問題でミスをした部分や語句を覚えるためにピンポイントにしか活用できていなかった。
もう一度テキストを見直し、理解を深める必要がある。
まとめ
自身が一般常識に欠けている自覚はあったが、何かのために勉強するという行為自体が久しぶりであったため、改めて勉強方法を見直す機会となった。
勉強方法の見直しも重要であるが、何よりも日頃から「勉強する」習慣を身に付けなければならばいと感じた。
自身の勉強方法について改めて考える機会となったが、秘書検定の内容自体も実務として身に着けた方が良い内容のため、次回は点数のボーダーラインについても余裕を持った点数で合格できるように頑張りたい。
コメント
お忙しいところ失礼します。
私は秘書検定2級(CBT試験)の受験を検討している者です。
(タイトル通り)試験内容について不明な点がありますので問い合わせをさせてください。
1 CBTでは入力式(選択問題31問と語句入力問題2問の計33問)とのことですが
秘書検定実問題集2級2021年度版に掲載されている問題と、ほぼ同様の出題レベルなのでしょうか?
2 (受験会場でコンピューターの動画を視聴すれば)選択問題、語句入力問題とも、操作に困ることはありませんか?
3 実技のグラフ作成記述問題では、定規の持参の必要はありませんか?
4 CBTでは理論領域、実技領域それぞれ何問ずつ正解すれば合格基準60%に達しますか?
目安を教えてください。
ご質問ありがとうございます。
私の感覚になってしまう部分もありますが、お答えします。
(2回目で合格した体験記についても4月18日にアップいたしますので、少し先にはなりますが合わせて参考にしていただければと思います。)
【1について】
私の感覚では同様のレベルに感じました。また、私も2021年度版の問題集を使用しましたが、ほぼ同じ問題も出題されていたのでとにかく過去問を解き、解説を読み込むこともオススメいたします。
【2について】
私も初めて受験しましたが、特に難しいと感じる操作は無く、困ることはありませんでした。もし困ることがあった場合でも、会場にもよるのかもしれませんが試験管を呼ぶブザー等も用意されているので、操作についてはあまり心配しなくても大丈夫だと思います。
【3について】
私はグラフ作成問題が出ませんでしたので具体的にどのような出題の仕方をされるのかは分かりませんが、CBT受験では定規は必要ありません。(CBTでの秘書検定2級では免許証等の本人確認書類しか必要ないので、その他筆記用具等も必要ありません。詳細はCBTのサイトにも記載があると思いますので、そちらもご確認していただければと思います。
【4について】
こちらの質問に関しては、受験後に回答を確認することができないことや、配点も分かりませんので明確な回答ができず申し訳ございません。参考までにですが、「過去問.com」という過去問のサイトがあります。私は2回目の受験で合格しましたが、過去問.comでの正答率を80%台に安定させ、その状態で受験した結果合格しました。