2021年10月15日勉強会レポート 資格について

社内勉強会

はじめに

世の中にはあらゆる「資格」が存在する。私自身も当社に入社し資格取得が求められているが、初めての経験のため今後様々な資格を取得するにあたり参考にしたい内容である。

10月15日に行われた「資格」についての勉強会に参加し、学んだことや感想を記載する。

 

勉強会内容

資格の種類

 資格の種類は以下の4つに分けられる。

  • 無いと業務ができない資格
  • 能力の証明になる資格
  • 意思や人格を表す資格
  • その他

 

①「無いと業務ができない資格」(例:医師免許、教員免許)

その名の通り、業務を行うにあたり必ず取得しなければならない資格である。

他の資格と比べると別格の価値を持ち、仕事の待遇と比較してもコスパが良いため是非取得しておきたい資格である。

ただし、取得した資格と関係を持たない職業に就いた際は何の価値も持たなくなってしまうため、職業の選択と資格取得の必要性については考慮しなければならない。

 

②「能力の証明になる資格」(例:公認会計士、TOEIC900点以上)

業務上必要性が高いだけで無く一般的に取得が困難であり、周囲からも一目置かれるような資格である。

その為①の資格同様に是非取得しておきたい資格ではあるが、取得が困難なため勉強に要する時間や職業への必要性を考慮しなければならない。

 

③「意思や人格を表す資格」(簿記3級、書道)

①や②の資格と比較すると大きな価値は無いものの、取得することにより努力や向上心および熱意等の意思や人格を表明できる資格である。

ただし、一般的に取得しやすいレベルで満足し止まってしまうと低評価に繋がる場合もあるため、継続的に階級を上げることや他種の資格を取得し続けることが重要である。

 

④「その他」(ご当地検定、英検4級)

趣味枠や履歴書に記載しても魅力的でない、所謂「ガラクタ」と捉えられるような資格である。

取得の必要性の有無は個人の自由であるが、時間を持て余した人等が取得するものであり、仕事上の評価に繋がらず履歴書等に記載するまでも無いため、取得のためにお金や時間をかけることが勿体ないと見なされてしまうこともある。

 

資格の分類

資格は下記図のように分類することができる。

※資格における市場価値とは、仕事への必要性や人の評価に繋げる為の基準である。

 

①市場価値が高く簡単に取得できる

比較的取得しやすく仕事においても良い待遇が得られる資格が当てはまる。

時代の流れで市場価値が下がることも起こり得るが、コスパも良く取得しやすいためここに分類される資格は積極的に取得しておきたい。

 

②市場価値が高く取得困難

取得は困難であるが仕事においては高評価で良い待遇が得られる資格が当てはまる。

ただし、ここに分類される資格は取得までに多くの時間を要することや、市場価値が高い間に活かしたい資格のため、年齢も若く市場価値が高い間に取得しておきたい。

 

③市場価値が低く簡単に取得できる

誰もが取得しやすく仕事においてもあまり評価は得られないが、今後資格を取得していくにあたり勉強方法や要領を身に付けられる資格が当てはまる。

ここに分類される資格は資格自体に大きな価値は無いものの、人格の表明や資格を取得したという経験にも繋がるため、決して無駄なものではない。

 

④市場価値が低く取得困難

趣味枠であれば人格の表明に繋がることもあるが、基本的には時間の無駄になってしまうため取得の必要が無いとされる資格が当てはまる。

 

資格の取得にあたり重要なことは、自分が資格をとる目的がどこに分類されるのかを把握することである。

どの資格においても、何かしら自分のためになるものが必ず身につくため、資格を取得すること自体には大きな意味がある。

ただし、目的が無く取得しようとしても勉強の途中で挫折してしまい、お金や時間の無駄に繋がるため、上記の分類を参考に目的を明確にすることが重要である。

 

資格の観点

資格には「求職者側から見た資格」と「企業側(採用する側)から見た資格」の2つの観点が存在するが、お互いに食い違いが発生してしまいがちである。

「求職者側から見た資格」は自分の証明やアピールができるものであり、無いと不利になってしまうと考えがちになってしまうが、多くの人が取得している資格も多く、実は企業側からすると資格はあまり重要視されていないことが多い。

(ただし、「無いと業務ができない資格」については例外であり、能力に関係なく資格があるだけで業務に就くことが可能であるため、評価の優先順位として上位である。)

 

「企業側から見た資格」については資格自体では無く、年齢や立場に応じた見方をする。

簿記3級を例に挙げた場合、高校生が取得すると高評価に繋がり易い。

大学生が取得すると「このくらい当然」という評価になってしまう。簿記3級を取得して何年も経つ社会人であると、「その程度で止まっている」という低評価に繋がり易い。

その為、求職者側は企業側の観点を考慮した資格を取得することが求められる。

 

 求職者側と企業側の観点は違うが、どちらの観点から見ても資格は「トッピング」である。

トッピングと言われてしまうとあまり資格の重要性が感じらないが、重要なことは「証明」になるということである。

「資格は無いけど自分なりに独学でやっています」や「資格は無いけど取得する気はあります」などは、何の証明にもならない。

何の証明にもならない意思表示や何もないよりも、簡単なものが1つでもある方が良い評価が得られる。

 

どの資格においても重要なことは資格を取得する目的や取得までの過程である。

資格は能力の証明だけでは無く、仕事をする上で重要な人間性をアピールすることにも繋がる。

資格を取得したことが無い人は、資格はいくつ取得しても損の無いものであるため、難易度問わず挑戦することが重要である。

 

感想

今まで資格について深く考えたことが無く、自分にはあまり縁が無いものだと思っていた。

しかし今回の勉強会に参加して、資格自体の価値というよりも何かの目的のために資格を取得することや勉強する過程が重要であると感じ、自分の能力に捕らわれず様々な資格を取得したいと思えるようになった。

また今回の勉強会で気付けたことは、当社に入社し資格を取得する機会が多くあると思うが、まずは勉強する力を身に着けたいと考えた。

当社で最低限取得が必要とされる資格について勉強方法も考慮し、継続的に資格を取得していきたいと思う。

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