当レポートは、SAPクエリの概要を重点に置くものとします。
作成手順に関しては、詳細手順は割愛します。
SAPクエリとは
SAPクエリとは自分が見たいデータを自分好みにカスタマイズし照会する機能です。
システム的に言えば、データ照会機能を作るための機能です。
クエリは基本的にコーディングが必要ないので、アドオンでわざわざ開発しなくてもデータを一覧で表示する事ができます。
クエリを作る目的
アドオン機能を開発するまでもないシンプルな要件について、簡易的にデータを一覧表示する機能を作成することが目的であり、簡単に作りたいエンドユーザ向けです。
設定箇所
クエリを作成する際には、ユーザグループ→インフォセット→クエリの順で設定を行います。
ここでは、具体的な設定方法ではなく各プロセスの概要を説明します
ユーザグループ:ユーザを設定
簡単に言えばクエリを見たいのは「誰?」という部分です。
人の単位でユーザを設定する→ミカ・社長
モジュール単位でユーザを設定する→財務会計・生産管理
ユーザグループは、アクセス権限の設定。という解釈で問題ありません。
インフォセット:テーブルの種類や、結合条件や、表示させる項目を設定
簡単に言えば「何を?」の部分です。
テーブルの設定→T001・T001W
結合条件の設定→内部結合か左外部結合 *結合条件は以上の二つに限る
出力する項目の設定→会社コード・保管場所
インフォセットは、表示させたいテーブルや項目の設定という解釈で問題ありません。
クエリ:インフォセットで設定したものから、クエリにどう表示させるかを設定
簡単に言えばクエリの設定画面と結果画面のレイアウトを決めます。
クエリは、どのように表示させるかの設定。という解釈で問題ありません。
まとめ
クエリは簡単にデータの一覧照会を行うことができる機能を作成するための機能です。
そのため、簡単にデータの一覧表示を見たい。というユーザには向いるものの、データを一覧表示させてさらにそのデータを更新したいという要望の多いユーザには向きません。
今後は業務としてクエリを作成する機会があると思われるため、もう少しクエリについて理解を深める必要があると考えました。

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