2022/04/26に行った勉強会「知能指数(IQ)について」のレポートと感想である。
知能指数の定義・レベルと知能指数と関係あることの知識を学習し、高い知能指数を備えるため、日常生活の中、常に考える力を鍛える必要性を伝えるため行った勉強会である。
知能指数とは
知能指数とは人の脳の発想力・考える力を数値化するものである。
数値が高いほど頭がいいと判定でき、数値が低いほど頭が悪いと判定できる。
知能指数レベル
知能指数レベル表
| 知能指数のレベル | 知能指数の数値 | 一般人の割合 |
| 非常に高い | 130以上 | 2.3% |
| 高い | 120~129 | 6.8% |
| 平均(上) | 110~119 | 16.1% |
| 平均(中) | 90~109 | 49.5% |
| 平均(下) | 80~89 | 16.1% |
| 低い | 70~79 | 6.8% |
| 非常に低い | 70以下 | 2.3% |
表に対する解釈
- 知能指数が120以上の人(一般人の中約9%)が頭がいい、エリートと呼ばれる。
- 知能指数が90〜119の人(一般人の中約66%)が一番割合が高く、90〜119知能指数が平均知能と呼ばれる。
- 知能指数が89以下の人(一般人の中約25%)が頭悪いと認識する。
- エリートの部分は極めて少なく10人に1人もいない。
- 一方、頭が悪い人は数多く、4人に1人もいる。
知能障害レベル
知能障害レベル表
| 知能障害レベル | 知能指数 |
| 知能障害グレーゾーン | 70~85 |
| 軽度知能障害 | 50~69 |
| 中度知能障害 | 35~49 |
| 重度知的障害 | 20~34 |
| 最重度知能障害 | 20以下 |
表に対する解釈
- 知能指数が70〜85の人は知能障害グレーゾーンと呼ばれる。
- 知能指数が70未満の人は知能障害者と分類され、そのレベルは軽度・中度・重度・最重度と定義されている。
- 知能障害者(70未満)は全体の2.3%に過ぎず、日常的に接する機会は少ない。
- しかし、4人のうちの一人が知能障害グレーゾーンに属している。社会の我々と普通に生活・仕事・共存している。
犯罪との関わり
知能指数
2012年に行った統計、「知能指数と犯罪の割合」表
| 知能指数のレベル | 知能指数の数値 | 一般人の割合 | 犯罪者の割合 |
| 非常に高い | 130以上 | 2.3% | 0.2% |
| 高い | 120~129 | 6.8% | |
| 平均(上) | 110~119 | 16.1% | 1.0% |
| 平均(中) | 90~109 | 49.5% | 23.3% |
| 平均(下) | 80~89 | 16.1% | 24.3% |
| 低い | 70~79 | 6.8% | 23.2% |
| 非常に低い | 70以下 | 2.3% | 28.1% |
表に対する解釈
- 知能指数が低い人、あるいは頭が悪い人が必ず犯罪を行うわけではない。犯罪者が必ず知能指数が高く、頭がいい人ではない。知能指数と犯罪には明確な因果関係はない。
- しかし、犯罪者には高い知能指数の人より低い知能指数の人の割合が高い。知能指数と犯罪者の割合に相関関係があることは明確である。
教育
学歴と犯罪者の割合表
| 学歴 | 犯罪者の割合 |
| 大卒 | 5% |
| 高卒 | 30% |
| 中卒 | 40% |
| それ以外 | 25% |
表に対する解釈
- 学習することは良い大学に入るため、良い会社に就職するために行う行動だが、決してそれだけではない。
- 学習することは基礎教養の向上に繋がる。例え、数学を学ぶのは数学を使って論理を学ぶこと。英語を学ぶのは異なる言語の表現を学び、伝える力を向上するための学習である。
- 表の数値によると、中卒とそれ以外の人の犯罪者の割合が65%占めている。低学歴=犯罪者という解釈は短絡的であるが、高学歴者に犯罪者が少ないことは統計的な事実である。
知能指数と遺伝
世の中には「親ガチャ」という言葉がある。
「親ガチャ」とは、子どもがどんな親のもとに生まれるのかは運任せであり、家庭環境によって人生を左右されることを指す。
「親ガチャ」がないとは言えない、理由は以下である。
- よい家庭環境の中、子供が良い教育を受けられ、教育は基礎教養の向上に繋がることで、頭を鍛え、知能指数の向上につながる。
- 貧困の中では、娯楽は限られてしまう。貧乏人が単純的な娯楽しか楽しんで行ってないことで、娯楽から学習できる種類や機会が減ってしまい、知能指数の向上に繋がる要素や機会が限られてしまう。
最後に
知能指数の低さと犯罪とは相関関係はあり、知能指数が低いと頭が鍛えられる娯楽を楽しむことも難しい。しかし、この世の中、知能指数が低い=頭が悪い人は相当数存在する。
人は自分自身に対し、頭が悪いという認識があまりないが、身の回り・職場の中に頭が悪い人が一杯おり、それらの人と共存するため、まず、自分自身の知能指数をアップする必要がある。知能指数を高めることで必ず幸せになれるとは限らないが、よい給料よい待遇などに恵まれやすくなることもあり高い知能指数の人は幸せになりやすく不幸になりづらい、という傾向があることは認められるのではないだろうか。
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