はじめに
この記事では、当時大学3年生だった私が、外資系人材エージェント企業で初めてのインターンを体験して感じたことなどをご紹介しています。
インターンに興味のある学生さんや、外資系企業や人材エージェントに興味のある方のお役に立つことができれば幸いです。
インターンの概要
はじめに触れたように、私は大学3年生の時、外資系の人材エージェント会社で5ヶ月ほどインターンをしていました。
インターンを始めたきっかけとしては、大学の教授経由で紹介されたことです。
そのため、元から人材業界に興味があったわけではなかったのですが、インターンをしてみたいと思っていたので引き受けることにしました。
現在は一般的なインターン募集サイトでもインターン生を募集しているようです。
主な業務はマーケティングチームでの事務作業で、その他は社内イベントの運営やインターンの仕組み構築などにも関わっていました。
TOEIC700点ぐらいの英語力と、基礎的なOfficeスキルは必須でしたが、それ以外の高度な能力などは求められていなかったですし、作業も比較的単純なものでした。
人材エージェントとは
そもそも人材エージェントとは、転職のサポートをする会社です。
転職したい人の能力や希望と、人材を求めている企業のニーズをマッチングさせるのが主な役割で、転職希望者はエージェントを無料で利用できます。
代わりに、エージェントから紹介された求職者が、求人中の企業に入社するとその企業からエージェントに成功報酬が支払われるという仕組みです。
私がインターンしていた企業は中規模のエージェント会社で、外資ということもあり、グローバル人材に強みを持っていました。
人材エージェント企業について感じたこと
私が実際に業務をしていたのはマーケティングの部署でしたが、エージェントの方と関わることもあったので、そういった経験から感じたことをお伝えできればと思います。
まず人材エージェントという仕事について、業界ごとなどに部署(チーム)はあり、部署内での連携はあるものの、基本的には個人プレーが中心だと感じました。
部署内であっても、営業成績である紹介の成立数は個人ごとなので、競争が激しい印象でした。
求められる能力としては、求職者や求人先企業と関係性を築くのが重要な役割の1つですので、やはりコミュニケーション能力は必須だと思います。
また、企業としてのターゲットが高度人材、つまり年収が高めの人々だったので、エージェントも服装などに気を遣っていたり、健康や見た目に気を遣ってジムに行っていたりする人も多かったです。
完全に余談ですが、エージェントは求職者の人とのランチミーティングなどで、(学生の私にとっては)高級なお店に行くことも多く、私は美味しいご飯がいっぱい食べられていいなと思っていました。
外資系企業について感じたこと
次に、外資系企業について感じたことです。
外資企業といっても様々だと思いますが、私のインターン先の様子ということで、参考程度にお読みいただければと思います。
個人の業務範囲や目標数値が明確
まず、これは特に私がインターンをしていたバックオフィス系に言えることですが、一人一人の業務範囲や目標数値が明確に決められていると感じました。
その業務範囲の中で、単発ではなく継続的に結果を出し続けないと評価されないため、例えばマーケティング担当の社員の場合はWebサイトのアクセス者数を一気に伸ばすのではなく、徐々に伸びるように調節していたりしました。
そして、正社員で突然解雇されることはないでしょうが、実際に私がインターン中にも期待される結果を出せていない契約社員の方が契約を切られたりしていました(もちろん契約内容に沿った形で)。
また、インターン生も具体的な数値目標を決めて業務に取り組み、上司に報告などしていました。
常に結果を出して評価されるには、日々の業務に取り組むだけでなく、自分で勉強したり、他の社員から積極的に学ぶ必要もあると感じました。
人材の流動性の高さ
先程、契約を切られた社員がいたと書きましたが、それ以外にも人の入れ替わりは激しかったです。
エージェントだとほぼ毎月、転職していく人や、新しく入ってくる人がいました。
働き方
働き方は割とフレキシブルで、朝1時間早く出勤して、昼休憩を1時間伸ばしてジムに行く人などもいました。
また、仕事とプライベートははっきり分けている人が多かった印象で、終業後の食事などが全くないわけではありませんが、歓送別会などは終業後でなく、ランチでやったりしていました。
一方で、毎週金曜の17:30からはオフィスでお酒が提供されてプチ飲み会をしたり、春は社員全員でお花見をしたり、家族が会社に訪問する日があったりと、イベントはたくさんありました。
英語力は必要か?
最後に英語力についてですが、インターン生にもTOEIC700点という条件があることからわかるように、基本的な英語力は必要でした。
日常の業務でも資料作りやメール、日本語をあまり喋れない社員とのコミュニケーションなどに英語を使っていました。
ネイティブ並みに流暢である必要はないでしょうが、一定程度の英語力や、学ぼうとする意欲は、外資系企業で働くのに必要だと思います。
おわりに
私がインターンを通じて感じたのは、就職や転職の際に、事業や業務だけで無く、社風も大事だということです。
正直このインターン先企業は、個人プレー重視すぎて、自分には合わないと感じるところが多かったです。
また、日系企業でも外資寄りの社風の企業もあれば、外資系でも日系的な文化の企業もあるので、きちんと調べたり、実際に働いている人に話を聞いたりすることが重要だと感じました。
この記事を通じて、外資系企業の実態や、人材エージェントでのインターンの様子が伝わっていれば幸いです。

新しいことに挑戦するのが大好き!インターン・資格・留学・英語などの記事を書いています。
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