ECCから新しく実装された機能である、新総勘定元帳のこと。
* 概要 [#hb0cc1af]
[[特別目的元帳>財務会計/特別目的元帳]]の後継とも言うべき機能で、計画・[[配賦>財務会計/配賦]]・[[セット>SAPの共通用語/セット]]、[[変数>アドオン/変数]]、[[レポートペインタ>SAPの拡張手段/レポートペインタ]]、[[ロールアップ>財務会計/ロールアップ]]は従来どおり利用することができる。
** 従来の総勘定元帳との差異 [#n98f9e9a]
-テーブル構成
従来はGLT0という集計テーブルがあり、[[事業領域>財務会計/事業領域]]と[[勘定>財務会計/勘定コード]]くらいしか切り口がないが、New-GLの場合は、FAGLFLEXTが集計テーブル(明細テーブルはFAGLFLEXA)で、従来の切り口のほか[[元帳>財務会計/元帳]]や[[利益センタ>管理会計/利益センタ]]や[[セグメント>財務会計/セグメント]]などの取り扱いが可能となる。
-複数元帳
[[元帳>財務会計/元帳]]という切り口があるということは、例えば日本の従来の会計基準と[[国際会計基準>財務会計/国際財務報告基準]]など元帳を複数定義可能 = 複数基準会計に対応することを意味する。
また、[[利益センタ会計>管理会計/利益センタ会計]]も統合されているとのこと。
-新しい組織定義
[[セグメント>財務会計/セグメント]]と呼ばれる、新しい組織定義が登場した。
なんでも[[事業領域>財務会計/事業領域]]に取って代わるものらしく、今後はこちらが主たる組織構造となるとのこと。
-[[伝票分割>財務会計/スプリット]]
オンラインスプリットという機能によって、今まで面倒な思いをして作成していた組織別[[B/S>財務会計/貸借対照表]]を、組織別に金額を割ってくれるらしい。
** 補足 [#ka6fc94a]
-なお、New-GLを有効化しても[[FI-SL>財務会計/特別目的元帳]]は従来どおり使用する事ができ、「こっち使うからあっちは使えない」というような制約はない。
-余談だが、若手のコンサルと会話したところ、すっかりNew-GL世代だったようで、[[事業領域>財務会計/事業領域]]を知らなかった。もうあまり使わないのかな?
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