資本準備金とは、会社設立時の株主からの払込金額や新株発行のうち、[[資本金>財務会計/資本金]]に組み入れられなかった部分の金額([[株式払込剰余金>財務会計/株式払込剰余金]])が積み立てられたものをいい、英語ではCapital Reserve。
よく[[資本金>財務会計/資本金]]と資本準備金と[[資本剰余金>財務会計/資本剰余金]]が混同されるが、会社設立時の株主からの払込金額や新株発行を源泉とするという意味では[[資本金>財務会計/資本金]]と資本準備金は同じグループと言える。
ではなぜ資本準備金が存在するかというと、[[資本金>財務会計/資本金]]と同じ性質を持ちながら[[資本金>財務会計/資本金]]よりも扱いが軽いというのがポイント。
例えば会社設立時に全額を[[資本金>財務会計/資本金]]とした場合は初年度の赤字を繰り越したり赤字をなくそうと思ったら[[減資>財務会計/減資]]しなければならないが、[[資本金>財務会計/資本金]]の変更には登記しなければならなかったり手続きが面倒だし、赤字だから[[減資>財務会計/減資]]しますなんて対外的な信用も鑑みれば軽々にできたものではない。
そもそも、[[資本金>財務会計/資本金]]の額は大きければ大きいほどいいなんてもんじゃないし。
その点、準備金にしておけば欠損の補填を行うにしても取り崩しだけで済むし、[[資本金>財務会計/資本金]]の額の変更やそれに伴う手続きは不要となる。
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