[[会計年度>財務会計/会計年度]]を小分けにした期間のことで、有体に言えば「月」のこと。
* 概要 [#o156f97b]
通常レポーティングは特定日付時点か月単位で行われ、自然、SAP標準の残高集計テーブルであるGLT0やKNC1などはこの単位で集計される。
第一会計期間、第二会計期間というように表現し、3月締め4月開始の会社で言えば、それぞれ4月と5月を指す。
「3月締め4月開始」はどこから来るの?と言う話は、[[会計年度バリアント>財務会計/会計年度バリアント]]を参照のこと。
会計期間には、下記の二つの種類が存在する。
** 通常会計期間 [#l1586495]
一般的に、単に会計期間といったらこっちで、通常は暦どおり12ある。
月をそのまま割り当てることもあれば、週や1日単位とすることも可能で、あまり追加・変更の発生しないパラメータ設定ではあるが、一度はぜひT-Code:OB29をご覧頂きたい。
[[会計期間オープン・クローズ>財務会計/会計期間オープン・クローズ]]や[[品目締め処理>在庫管理/品目締め処理]]の項も参照されたい。
** 特別会計期間 [#v9a766a6]
大抵は、決算整理仕訳の切り分けに使用し、通常会計期間を含め16ある。
注意点は、[[会計伝票>財務会計/会計伝票]]ヘッダの項目「会計期間」が[[転記日付>財務会計/転記日付]]から自動計算されないため手動で更新する必要がある((逆に言うと、いつもは触らなくていい))ということ、転記は
''最終会計期間に属する[[転記日付>財務会計/転記日付]]でなければならなない''((例えば3月締めの場合は3月))こと。
そのため四半期決算目的で1stクオータの[[財務諸表>財務会計/財務諸表]]を出そうと思うと、''1〜3&13''とか指定する必要があり、単なるfrom〜toで選択条件に用意されることが多いレポートではすんなり使えなかったりもする。
当初の設計のコンセプトとしては、恐らくは会計基準のギャップや調整仕訳などを入力する入れ物として定義されたのだと思われるが、現在においては[[元帳>財務会計/元帳]]を分けるという発想がメジャーであるし、また、[[会計伝票タイプ]>財務会計/会計伝票タイプ]]や[[勘定コード>財務会計/勘定コード]]を分けるだけの簡易な方法が取られることも多い。
ひょっとしたら、もう特別会計期間という考え方は、時代遅れなのかもしれない。
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