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在庫管理/品目原価 の変更点

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SAPにおける在庫の原価管理について。

* 概要 [#p4a454d1]
** 原価を保持する単位 [#b21cc3dd]
基軸単位は、[[評価レベル>在庫管理/評価レベル]]ごとで、通常は[[プラント>ロジスティクス共通/プラント]]単位と考えて差し支えない。
対象となる[[品目>品目マスタ]]と[[プラント>ロジスティクス共通/プラント]]ごとに、原価管理を行う。

なお、[[品目>品目マスタ]]を末端((何をもって末端とするかは議論があると思うが))レベルで定義しない場合、例えば同一品目コードで等級別に管理する場合などは、SAPでは[[分割評価>在庫管理/分割評価]]と呼ばれる機構を用いる。
詳細は、リンク先参照のこと。

** 計算について [#raeba703]
*** 計算の考え方について [#fa637dcc]
SAPでは、基本は''都度''である。([[標準原価>在庫管理/標準原価]]にしたって、差異の計上は都度)
月次で締めなければ原価が把握できない[[三分法>財務会計/三分法]]は、基本的に使わない。

これには、原価計算の精度をよりリアルタイムで管理するという鮮度的な観点もさることながら、やはり月次で締めるというのは、不正も含めた不確定要素の増大やトレーサビリティの低下を招くことが大いにあるかと思う。

*** 具体的な計算について [#u4621532]
大きくは、下記の二つ。
-[[移動平均原価>在庫管理/移動平均原価]]
荷動きの都度その数量と金額により移動平均で自動更新され、主に外部調達品で選択される。
-[[標準原価>在庫管理/標準原価]]
事前定義型で、[[品目マスタ/会計ビュー]]に定義した金額を元に仕訳が起き、主に内製品で選択される。
なお、発注金額が[[標準原価>在庫管理/標準原価]]と異なる場合、[[購入価格差異>在庫管理/購入価格差異]]として計上される。

** 売上原価について [#s433f164]
通常は、[[販売管理]]における[[出庫>在庫管理/出庫]]または[[請求>販売管理/請求管理]]プロセスにおいて、在庫の払い出しに伴い[[売上原価>財務会計/売上原価]]が[[財務会計]]および[[収益性分析>管理会計/収益性分析]]に認識される。

その金額の元となるのは当然ながら品目原価であり、通常は仕入金額ならびに[[諸掛>ロジスティクス共通/諸掛]]を乗せた評価額となる。

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