ITとは
今更感があるが、大事なテーマなので今一度イチから触れることとしたい。
概要 †
Information Technorogyとは直訳すると情報技術だが、今日では「通信」の部分にもこれまで以上の価値を見出すということで、昨今ではInformation and Communication Technorogy = ICTという呼称が用いられる。
具体的に何を指すか †
ここでは、縦軸を情報および通信、横軸をハードウエア・ソフトウエア・技術・サービスとして、ITという漠然とした言葉を少しだけ具体化しようと思う。
分野 | ハードウエア | ソフトウエア | 技術 | サービス |
情報 | サーバ?、PC? | 基幹システム?、サブシステム?、ライセンス管理?、一般ソフトウエア、バックアップ? | 仮想化? | アプリケーション保守?、データセンター? |
通信 | モバイルデバイス、ネットワーク・インフラ? | データ共有?、グループウエア・ポータル?、システム間インタフェース? | 電子メール | Webサイト(コーポレートサイト?、ECサイト?)、ネットバンキング?、ソーシャルメディア?、クラウドソリューション、シングルサインオン? |
もちろん、この切り口が正しいとも完全であるとも限らないが、ITという非常にざっくりとした言葉が包含するものが、なんとなく見えるかと思う。
そして、これらの縦横分類の切り口も、その中に含むものも、どんどん変わっていく。
その他、よく出てくる言葉 †
右側メニューにもあるが、ITの世界でちょいちょい出てくる言葉を下記に紹介したい。
インターネット関連 †
セキュリティ・ガバナンス †
各種ソリューション †
ペーパーレス?
BCP/BCM(事業継続計画・事業継続管理)
ドキュメント管理?
ワークフロー?
IFRS?
その他 †
コストダウン?
ヘルプデスク業務?
ベンダーとの関わり?
IT導入プロセス?
勉強の仕方?
アウトソース?
業務改善・効率化?
システムの住み分けと統合?
システムによる業務改善?
ビジネスとの関わり †
今となっては、ITがなければ最早ビジネスが立ち行かない時代であることに議論の余地はないが、これについて、マイクロソフトの長沢智治氏がご自身のブログで「ビジネスとITの関係ふりかえりとALM、DevOps」と銘打った、スマートで訴求力のある記事を公開されている。
1990年代〜2010年代にかけての我々が持つITに対する認識、ITが果たす役割の移り変わりなどをわかり易く、シンプルかつパワーのあるプレゼンテーションにまとめられているので、是非ご覧頂きたい。*1
ITの今までとこれから †
今までは充分な時間をかけて要件定義し開発するという進め方が採られてきたが、今となっては短期間に効果的な導入が求められている。基幹システム?の導入ですら、一年では長すぎるという声も在る程で、システム屋にとっては厳しいコメントである。
この背景には、IT導入の動機が漠然とした「なんとなく」や、同業他社が入れたから的なフワフワした動機でなくなってきており、「具体的にビジネスに効くという期待や見込み」や「明確化・顕在化している業務課題を解消するという明確な目的があること」が背景となっていることが挙げられると考える。
ユーザ・クライアント側ですら*2こういった意識が浸透しつつあり、IT戦略に強い関心を寄せている状況なのだから、ITベンダは相当な危機感を持たなければならないのではないだろうか。
製品やサービスを導入することまでが役割だと考えるベンダーや、導入済みシステムのお守りをしていればよいと考えるIT部門も少なくないが、そうではなく、採用される製品やサービスがどのような価値を生み出すかに重きを置かなければならない時世になってきたのではないだろうか?
参考URL †
用語解説 †
IT用語辞典バイナリBINARY
IT用語辞典e-Words
IT用語Wiki 技術者によるIT用語辞典
その他 †
パワポもCCメールも禁止「IT断食」で営業件数が6倍に〈AERA〉
「IT断食」で現場力を再生 CIO不要、COOに一元化を
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